私は亡父の句集を作るために、自費出版できる所を探していました。『一粒社』のHPを見つけて恐る恐る電話してみると、いきなり耳に飛び込んできたのは、都築社長の名古屋弁でした。「……四六版で、ハードカバー、あ、四六版ちゅうのはね……」と、どんどん社長のペースで話は進んでゆきます。普段は他人に懐疑的な私ですが、不思議と素直な気持ちで耳を傾けていました。 実はその時、手元に別の出版社のパンフレットもありましたが、『一粒社』さんにお願いすることに決めたのは、ネット検索という新しい道具を通しながらも、その人間味に惹かれたのかもしれません。その後のやりとりもサクサクと進み、仕上がりにも大変満足しました。題字の銀箔も想像以上に美しい出来映えでした。 これで父にも少し顔向けできるような気がします。どうもありがとうございました。
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この書籍は2012年03月09日(金)に登録されました。