人間と動物の違いは、人間は過去、未来を思考できるが、動物にはそれが出来ない。また人間は事実を文字により、記録に残すことができる。それにより自分の経験しない世界も味わうことが出来る。そうした人間の特技をいかして、わたしは、自分の過去を振り返り、残り僅かな人生の指針にしたいと考えました。古稀も過ぎ体の衰えを少しずつ感じるようになり、生理学的にも、生物学的にも、生物の宿命を感じております。 私は、4歳まで旧満州で過ごしました。幼児期にあまりにも多くの病気を経験し、医師の奨めにより、中国の南海岸、青島に引っ越しました。その後は、ほとんど病気らしい病気にかかったことが有りません。本国に帰ってからは、全く健康で小学校、中学校、高校と、皆勤、精勤賞をもらいました。このことは、現在医師となっても大変役に立っております。 数年来より地球の異変、災害は今までにあまり経験にないことが多すぎます。明日に確信の持てない時代に、自伝誌を、認めてみました。
書籍20/159
この書籍は2011年11月11日(金)に登録されました。