退職して4年が経過し、まさか自分の著書が書店で堂々と販売されている光景など想像だにしなかった。退職後の怠惰な生活だけは避け、またボケ防止の一環として、めり張りのある日常生活を送りたいと常に心がけていた。自ら、忙中閑の逆をとり、「閑中忙日誌」と名付けて、郷土の歴史や文化に関する日々折々に書き溜め、また収集してきた資料が本書のベースとなっています。 大府市域は、歴史的に政治や経済の中心地としては無縁であった為か、「大府には歴史も文化も何もない」と、以前はよく常套句として言われていました。いま、歴史の影に隠れて顧みられてこなかったこの大府の地域に、光を当てることが出来るのではないかと考え、何かと纏めたのが本書であります。 さらに、出版にあたり㈲一粒社の都築延男社長にご指導を戴く好条件に恵まれたことは望外の喜びであります。
書籍7/64
この書籍は2010年12月15日(水)に登録されました。