定年後暗算の研究を始めて10年以上になります。2007年にそれまでの研究成果をまとめて「砂川式パイナ算」として出版しました。その後4年間の研究成果が貯まりましたので、著者のデジタル原稿から出版できる一粒社に依頼しました。コストダウンの要求や再三の校正等にも迅速に対応し納得いく本に仕上げて頂き感謝致しております。 この本は算法(アルゴリズム)と数句(語呂合わせ)を利用して、誰でも2桁数字の2~5乗算、対数算、113個の元素の周期律表の暗記、91個の単位換算係数の暗記、が出来るように導きます。特に、対数の暗算は世界でも初めての試みと自負しております。代表的な数句にはカラ―のイラストを付けましたので楽しく覚えられます。数句に親しむと数字に強くなり、理数科好きになり、老化防止にも役立つと予想されます。 英語の他に、もう1つの重要な国際語があります。それが「数」です。英語に苦しむ日本人にとって数に強くなることは、国際競争力を養う上でも強力な武器となります。表音文字しか持たない英語に比べ、表意文字の漢字と表音文字のかなを持つ日本語は数句を作る際に断然有利ですので、日本人はこの特長を活かすべきです。理数科好きを増やし、日本の技術の裾野を広げるため、新しい日本の文化として和式暗算をすすめる次第です。
書籍47/413
この書籍は2011年09月29日(木)に登録されました。